89: 心霊の名無しさん
私が中学生の頃、私立中学のため電車を利用して通学をしていました。 
日付けは忘れましたが、寒い時期です。 
いつものように特急から各駅に乗り換えるために 
駅のホームで電車を待っていると目の前を通り過ぎる人々の中に異様な人がいました。 

いまでも覚えています。 
すれ違うなんて一瞬の出来事ですがその時は違いました。 
その男が右から視界に入るなりスローモーションのように視界は歪み、長い時間、男と目が合っていた錯覚に落ちました。 
男は横目で私を見ていて、私は男の崩れた顔、まるで雪だるまが溶けたような顔に恐怖を感じ背筋が凍りました。 
所々に火傷で負ったであろう水膨れや、度を越した腫れがあり顔の原型を留めておらず、 
溶けた顔が重いのか、崩れ落ちるのをとめようとしているのか左手で垂れた頬らしき所を支えていました。 

つづく

kaidan244
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